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陸上競技でよく起こる怪我

2016.05.28 | Category: 症例紹介

陸上競技のようにたくさん走る競技でよく起こるケガや障害

 

おはようございます。流山市南流山の中井スポーツ整骨院の中井です。

今日は当院でもトレーナーをしている陸上競技でよくおこる怪我についてのお話です。

陸上競技をしていない人でも、たくさん走る人は当てはまるかもしれません。

一度よく読んでいただき、自分の症状と対処法を学んで下さい。

 

たくさん走ることにより痛みが起こりやすい部位

  1. 大腿部(ふともも。前・後ろ)
  2. 膝のお皿(とその周辺)
  3. 脛(すね)
  4. ふくらはぎ
  5. アキレス腱
  6. 足の甲・裏

ケガ以外で起こる身体の異常

  1. マメ(ケガかな?)
  2. めまい・頭痛
  3. 練習後に呼吸が速くなる
  4. 手足がしびれる

痛みが起こりやすい場所は足腰の関節と筋肉ですね。体の部位で降順に並べてあります。マメは足の裏や靴擦れ、靴が合わないとアキレス腱に出来ることもあります。しびれやめまいなどの現場で起きたら対処法がよく分からなさそうなものは後述します。

 

痛みが起こりやすい部位の症状と予想できるケガの種類と特徴

1.腰の痛み

・症状

背中側で肋骨(ろっこつ)がない部分から下で骨盤より上のあたりの痛み。実際は骨盤の後面中央あたりにも痛みが出ることは多い。走った後に痛む場合が多い。

・予想できるケガの種類

高校生までの期間はケガまでいかなくとも成長痛と同じメカニズムで痛みを感じている場合が多いです。筋肉が硬くなっていることで痛みが生まれます。筋肉のことばかり書いてきましたが、背骨部分を押して痛みが出たら腰椎分離症というケガの可能性もあります。腰椎分離症の疑いが出たら整形外科に受診しましょう。

・特徴

短距離走者や跳躍の選手で特に起こりやすい場所です。負担のかかり方が大腿(ふともも)の筋肉と似ているため、腰だけ硬いとか痛いということはまずありません。筋肉名は腸腰筋(ちょうようきん)という名前です。「腸腰筋=骨筋+大筋」と併せた名称ですので、厳密にいえば大腰筋が腰痛に関連します。成長期の子供の場合(特に中高生)は身長だけでなく体重も増加するので足腰に負担が増えます。

2.大腿部(前・後ろ・内・外)の痛み

・症状

短距離→後ろ(ハムストリングス)、跳躍→前(大腿四頭筋)、長距離→外側(腸脛靭帯)、内側は全ての陸上競技と考えて良いです。短距離のスタート時や跳躍の踏切時に起こると急性タイプの肉離れになる可能性があります。長距離に関しては亜急性という徐々に悪化していくタイプになります。

・予想できるケガの種類

瞬発力を使うときは肉離れのケースが多く、持続的に負担がかかり続けるときはオーバーユース(使いすぎ)の痛め方になります。肉離れの場合は分かりやすく歩けないこともありますが、筋肉がつった!と感じたときでも肉離れになっていることがあります。もし筋肉がつったら症状が無くなるまで運動は再開しない方が良いです。

・特徴

腰痛とセットになっていることが多いです。痛みを感じている部位以外の筋肉も緊張が強いことがほとんどです。9割以上ですね。100%かもしれません。

3.膝のお皿(とその周辺)の痛み

・症状

走ったり飛んだりすると膝が痛い。歩くだけで痛いものもある。競技によって痛める部位に傾向がある。

・予想されるケガの種類:上は中枢側で下は末梢側とします。

ⅰ)膝のお皿そのもの:膝蓋骨軟化症(ランナー膝)、膝蓋骨骨折

ⅱ)膝のお皿の上:膝蓋骨骨折

ⅲ)膝のお皿の下:膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)、成長痛(オスグッド病)

ⅳ)膝のお皿の外側:腸脛靭帯炎

ⅴ)膝のお皿の内側:鵞足炎(がそくえん)

ⅵ)その他のケガ:半月板損傷、側副靭帯損傷、腰痛症に関連した痛み、剥離骨折など。

・特徴

膝の関節は動作の負担がかかる場所である割に、構造的にあまり強くありません。関節の安定性が筋肉や靭帯の軟部組織に依存していて、骨同士の関節の強さを全く期待できないからです。その上膝関節にはねじれの負荷もかかりやすいので選手生命に関わるケガも発生する可能性が他の関節よりも高いです。ケガ予防の観点から言えば股関節の周りの筋肉をストレッチすることが膝への負担を減らすために重要になります。殿筋・腹筋・背筋・大腿の筋群のストレッチをお勧めします。

4.脛(すね)の痛み

・症状

脛の内側で下から1/3のところが痛い。歩いたり走ったりして痛いがもちろん押しても痛いが、押しても痛い。

・予想されるケガの種類

脛骨(けいこつ)の ①疲労性骨膜炎(シンスプリント) ②疲労性骨折 が考えられます。

・特徴

シーズンの初期や新入生がスパイクを履き始めたときに起こりやすいケガと言われている。

休むと楽になるが、走り始めるとまた痛くなる。

5.ふくらはぎの痛み

・症状

走ると痛む。内側の方が多い。

・予想されるケガの種類

肉離れ。走ってる最中につった場合は特に注意が必要。感覚的にはつっただけのような感覚でも肉離れをしていることがあります。

・特徴

脱水症状の時は特に危険。大量の汗をかいているときなど。

6.アキレス腱の痛み

・症状

走るとアキレス腱もしくは踵(カカト)が痛い。着地した際に痛む。

・予想されるケガの種類

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎

・特徴

意外にカカトが痛いことが多い。アキレス腱自体が痛い場合は、シューズの踵部分が合わないケースが多い。

7.足の甲・裏の痛み

・症状

走ると足の甲もしくは裏(足底とも言う)が痛む。腫れたり熱を持ったりする。

・予想されるケガの種類

関節炎・中足骨の疲労骨折

・特徴

中足骨の疲労骨折は症状が強く出ないことがあるため分かりづらいと言われます。

 

ケガ以外で起こる身体的な異常

1.マメ(水泡。ケガでしょうけども)

・原因

皮膚が繰り返し擦り合わさったために起こる

・症状

体液が溜まってふくれる。

・予防方法

だいたいは足に出来るため、足に合ったシューズを選ぶことが大切。足のむくみを考えて、靴選びは午後に行うこと。

2.めまい・頭痛

・症状

めまいがする、手足がしびれる、頭が痛い、冷や汗をかく、顔色が青く(白く)なる。長期で起こる場合は記録が極端に低下する。女子の長距離選手に多いとされる。

・予想される疾病

鉄欠乏性貧血、脱水、熱中症。

・予防方法

栄養管理に注意が必要。貧血の場合は鉄分、脱水の場合は水分やミネラル。熱中症では冷却が必要な場合があるが、水ではなくアルコールの気化熱を使うという荒業も存在する。

3.練習後に呼吸が速くなる

・症状

突発的に起こり、過呼吸、息切れ、同期めまい頭痛目のかすみ、手足のシビレ、痙攣、恐怖心など。反応の悪循環によって発作がひどくなる場合がある。

・予想できる疾病

過換気症候群

・予防方法

紙袋を口にあてがうこと。パニック障害や過度の不安や緊張による場合と運動直後の場合がある。精神的ストレスが引き金になるため、緊張しすぎないことと対処法を本人や周りが知っておくことが大切。

4.手足がしびれる

・症状

急に起こる。息切れや冷や汗などの、他の症状を伴うことが多い。

・予想できる疾病

鉄欠乏性貧血、過換気症候群、脱水、熱中症、神経障害など

・処置

身体への負担を減らす。具体的には衣服を緩める、日陰に連れていくなど。周りの人間がパニックにならないように努める。

予防法

と言いますか有効な手段のご紹介です。

  1. ウォーミングアップ
  2. 静的ストレッチではなく動的ストレッチ
  3. 生活習慣を整える

ざっくりですがこのようになります。静的ストレッチではなく動的ストレッチとしたのは、ストレッチ直後の運動は運動能力が落ちることが証明されたことが理由です。動的ストレッチはブラジル体操、ダイナミックストレッチなどのあまり聞き慣れないストレッチ(ウォームアップ)法ですが、今後は主流になっていく事が予想されます。感覚的には静的ストレッチは筋肉を単品で伸ばし、動的ストレッチは身体の連動性を確認する、といった違いがあります。

 

おさらい

腰の痛み

筋肉が硬い、腰椎分離症

 

ハムストリングの痛み

肉離れ、筋膜炎

 

膝の痛み

膝のお皿そのもの:膝蓋骨軟化症(ランナー膝)、膝蓋骨骨折

膝のお皿の上:膝蓋骨骨折

膝のお皿の下:膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)、成長痛(オスグッド病)

膝のお皿の外側:腸脛靭帯炎

膝のお皿の内側:鵞足炎(がそくえん)

その他のケガ:半月板損傷、側副靭帯損傷、腰痛症に関連した痛み、剥離骨折など。

 

すねの痛み

シンスプリント、疲労骨折

 

アキレス腱の痛み

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎、肉離れ

 

足首から先の痛み

関節炎、疲労骨折など

 

この他にもたくさんの怪我があるため、上記は参考程度にして下さい。

走っていて痛みがでたら、一度専門院にて治療をしてもらうことをおすすめします。

それでは楽しいスポーツライフを!!

 

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院長中井 啓太