足関節捻挫
足関節捻挫とは
足首は骨の構造上不安定なところです。そのため様々な靭帯によって補強がされています。足首をひねった時にこの靭帯を損傷してしまうことを「足関節捻挫」と言います。
特に捻挫で多いのが内側にひねることなので足首の外くるぶし周辺の靭帯を損傷することが多いです
どこを痛めるのか
図の3つの靭帯が痛めやすいところになっています。
①前距腓靭帯・・外くるぶしの前側にある靭帯
②後距腓靭帯・・外くるぶしの後ろ側にある靭帯
③踵腓靭帯・・外くるぶしの下側にある靭帯
また損傷具合によってグレード分けされており、グレードが低ければ2、3週間で良くなりますが、グレードが高く、靭帯断裂までの場合は数ヶ月の治療期間を要することになります。
足関節捻挫の対処方法
捻挫の多くは写真のように内出血を伴い、足がパンパンに腫れてきます。中には外くるぶしが腫れによって隠れてしまう場合もあります。
したがって、スポーツ活動中や日常生活で足首をひねってしまった時には、すぐにアイシング(冷やす)ことを行いましょう!
アイシングの方法
①ビニール袋に氷と少量の水を入れる(氷のうが好ましいです)
②その袋や氷のうを皮膚に直接当てる
③その状態で20分間冷やす
※注意点※
保冷剤を使わないようにする!(冷えすぎて凍傷になる危険があります)
感覚が無くなったあとに、ギンギンするような感覚になったら外す!(時間は20分ですが、それにこだわり過ぎないようにおかしいと思ったらすぐに外しましょう)
発生しやすいスポーツ
特に発生しやすいなどはありませんが、切り返しが多いスポーツやジャンプが多いスポーツなどでは発生しやすくなります。
したがって、バスケットボールやバレーボール、サッカーなどでは比較的、発生しやすいです。