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労災って何?

2016.12.02 | Category: 豆知識

おはようございます。

南流山駅・流山市・南流山・新松戸の中井スポーツ整骨院です。

今日は労働中の怪我「労働災害」についてお話したいと思います。

 

よく聞く「労災」ってなに?

労災という言葉は聞いたことがあっても、その仕組みや内容はよく知らないという人は多いのではないでしょうか。労災とは「労働災害」の略で、わかりやすくいうと、仕事中や通勤の途中でケガをしたり、障害状態になったり、死亡したり、また仕事が原因で病気になったりする災害のことです。仕事中の災害といえば工場や作業現場での手指の切断や転落事故などを思い浮かべます。しかし、オフィスワークの人でもお茶くみ中にヤケド、営業マンが客先へ行く途中に駅の階段で転倒し捻挫するなどなど、さまざまなケースがあるのです。

もちろん労使(労働者と使用者=雇用者)ともに起こっては欲しくないことですが、こういう「労働災害」が生じたときに保障してくれるのが「労災保険」。労災保険は、労働者災害補償保険法に基づく制度で、「業務上災害」または「通勤災害」により労働者がケガをした、病気になった、障害が残った、あるいは死亡した等の場合に、その労働者本人や遺族に対して一定の保険給付を行う制度です。

ただし、労災だからといって、何でもかんでも補償が下りるわけではありません。保障が下りるためには、原則として「勤務時間中」に、「行っていた業務が原因」で、負傷や疾病にかかり「治療のため医師等の診療」を必要としたときです。通勤途中の場合も同様です。

病院でかかった治療費が全額補償される療養制度、会社を4日以上休まなければならない状態になったときの休業補償、障害状態になったときの障害補償、死亡した場合の遺族補償など、その負傷や疾病の原因が業務上または通勤中であることが認められれば、それぞれのケースに応じて保険給付が行われます。

この労災保険は会社が加入する保険で、保険料は会社が全額負担するため、労働者のお給料からは引かれていません。というのも、労働基準法で「業務上災害は、使用者(雇用者)が療養補償そのほかの補償をしなければならない」ことになっているのです。アルバイト、パートタイマー、正規社員などの区別なく、労働者を1人でも雇っていれば会社は労災保険に加入しなければならないことになっています。

 

「労災認定」とは、どんなこと

労災でケガをした場合などには、まず労働基準監督署へ労災保険の請求手続きを行い、労災として認められると、労災保険から給付されることになります。労働基準監督署では労災申請者が申請書に記入した内容に基づき、労災に適用するかどうかを判断します。

このことを「労災認定」といい、業務上障害なら「業務遂行性」と「業務起因性」の2つを満たすかどうかが判断基準になります。

「業務遂行性」とは労働者が使用者(雇用者)の支配下にある状態。お茶くみ中のヤケドや事務所のフロアで滑って転倒するなど、職場の施設内で業務上に発生した災害が該当します。営業マンが顧客訪問中に駅構内で転んで骨折するのは、事業主の施設管理下を離れてはいるものの、この営業マンは労働契約に基づき、事業主の命令を受けて仕事をしている途中の事故なので、一般的に業務遂行性が認められることになります。

もうひとつの「業務起因性」は、業務と労災の内容にはっきりした因果関係があるかどうかということ。仕事中に脳いっ血で倒れるという話を聞くことがありますが、業務中に発症した病気ではあっても、発症した脳いっ血に業務起因性が認められなければ業務災害には該当しません。会社内でぎっくり腰になったという場合も同じ。ぎっくり腰と業務内容に因果関係があるかどうかがカギになるのです。

通勤上の災害の場合は、労災保険法に規定されている「通勤」行為中に発生した災害であるかどうかで判断されます。

先にもいったとおり、労災認定するのは労働基準監督署で、ケガをした労働者でも会社でもないのです。

 

労災認定されるのはどんなケース?

業務上災害でも通勤災害でも、労災認定の判断には微妙なケースが多々あります。

例えば通勤災害。家と会社のドアtoドアの往復のみの場合の災害なら、通勤災害の認定も簡単に下りるかもしれません。しかし実際は帰宅途中に買い物に行ったり、お茶をしたりすることは働く女子ならわりとあることではないでしょうか。

このように住居と就業の場所など、労災法で規定されている通勤経路を逸脱しても、それが日用品の購入のためなど厚生労働省で定める「やむを得ない事由」があれば、逸脱または中断中を除き、通勤災害として認められるのです。

帰宅途中にスーパーで買い物、そのあと家に帰るまでの途中で石につまづいて転んでケガをした……という場合は通勤災害に該当します。お茶をする場合も同様。電車の待ち時間にカフェに寄るという行為があっても、帰宅経路上の店でノドの渇きをいやすために短時間立ち寄るだけなら問題ありません。ただし、スーパーの床が濡れていて滑ってケガという場合は、通勤の中断中の事故であり、通勤災害にはなりません。

労災認定されないケースは?

同じく通勤途上でいえば、飲みに行くケースはどうでしょう。飲み屋などで長時間にわたり腰を落ち着けるような場合は、通勤の逸脱・中断とみなされるようです。中断している時間はおろか、その後の帰路で災害があっても通勤災害として労災認定はされなくなってしまいます。

しかし同じくアルコールを飲むにしても、異なるケースもあります。例えば地方都市の夜間など、電車の乗換え待ちに1時間ということはありますね。こんなとき疲れていたら冷たいビールでも飲みたくなるのでは…。そんなケースの場合はどうでしょう。1時間の待ち時間はやむを得ない状況であり、そこでビールを飲むことは通常通勤に伴うささいな行為とみなされるようです。しかしながらこの1時間の間に自分の許容範囲を超えて酔っ払ってしまって、帰路にケガ……なんてことになると、また別の判断をされることも。

通勤災害も業務上災害も実はケースバイケース。同じような事例でも異なる判断をされてしまうこともあり得ます。もしも災害にあってしまったら、まずは管轄の労働基準監督署へ相談するようにしましょう。

 

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